ある日、息子から電話がかかってきました。
「交通事故にあった」
いつも冗談を言い合う関係の親子なので、また冗談を言ってると思った私は笑いながら「へ〜どこで?」と、その電話に返していました。
すると真面目な声で「ほんとだよ」と言うのです。
もうすぐ我が家という近くの小さな交差点で自動車にはねられたのでした。
夫と一緒にすぐに現場に向かいました。
息子は道路横の歩道に座り込んでいました。
自動車は軽自動車で、運転していたのは高齢のおじいさんでした。
息子が道路を横断しようとしていたところ、右折してきた自動車が気付かずにはねたそうです。
3メートルくらい飛んだということでした。
警察にも連絡して、救急車も呼びました。
夫を現場に残して救急車で息子と私は病院に向かいました。
私は初めて救急車に乗りました。
病院で詳しく調べてもらって、骨折などはないが打撲があるという診断でした。
打撲の痛みは翌日から強くなったようでした。
軽自動車が右折でスピードを落としていたので、大きな怪我にはならなかったようで幸いでした。
その後は保険会社から連絡がありました。
友人に話をすると、知り合いで事故にあった人が後遺症でたいへんなことになっていると言っていたので、息子はほんとうに運が良かったのだと思います。
冬の夜に黒のコートを着ていた息子は雨だったので黒い傘をさして歩いていました。
運転手からは見えにくい姿だったようにも思います。
傘にも反射板を付けた方がいいのではないかと思った交通事故でした。